紹介予定派遣 直接雇用を断るのはダメ?辞退は気まずい…派遣会社からのプレッシャー・ペナルティなど
結論から…
辞めてOK、全く問題なしです。
これから紹介予定派遣で働こうと思っている方、もし変な会社だったらどうしようと思っていませんか?今紹介予定派遣で働いている方、本当は社員になるのが不安で迷っているけど、辞めにくいなぁと思っていませんか?
私は紹介予定派遣で約半年働き辞退しました。実際私は辞退するか、そのまま直雇用になるのかかなり迷い、検索しまくりました。実際に紹介予定派遣として働きながら感じたこと、分かったことを書いていきます。
こんな方におすすめ
- 紹介予定派遣で働くか迷っている
- 派遣期間終了後、社員への登用を辞退したいけど申し訳なくて迷っている
- 辞退した時の紹介予定派遣の派遣先の反応が知りたい
- 直接雇用(正社員化や契約社員)を辞退した後はどうなるのか知りたい
私は第二新卒で、条件の良い会社に紹介予定派遣で働きはじめました。
しかし、働き始めて二日目でこの職場は自分に合っていないのでは、、、?と思いながら働き、結局直接雇用をお断りしてしまいました。
正直、派遣先にも派遣元にも迷惑がかかるのではと思いかなり迷いましたがお断りしました。良い決断だったと思っています。
なんとなく社員への登用を辞退しにくい
私がまず言いたいのは、辞退も契約も、自分の気持ちを最優先すべきということです。断りにくいことが理由で迷っているなら、早い段階で見切りをつけるべき。
そもそも派遣先と派遣スタッフの立場は平等
一見派遣先の方に力があるように思いますが、派遣期間中はどちらも対等の立場です。派遣先が直接雇用するかどうか見極めていると同時に、派遣スタッフ側も契約するか見極める期間なのです。
派遣先は直接雇用を前提として雇っているので、よほどな理由がない限り向こうから断られることはないと考えてよいでしょう。そういった点では、職場の雰囲気や業務内容を知って、安心してから社員になれる紹介予定派遣制度は良い制度といえます。
派遣社員のほうが有利って感じもするね
実際、契約が成立しなかった理由のほとんどが派遣スタッフ側が辞退したことであるというデータが出ています。エン転職さんのサイトやその他サイトでも、直接雇用が成立しないケースでは、7割がスタッフ側(派遣社員)が辞退したことによる不成立という結果が出ています。
直接雇用になってからやっぱり辞めるとなるよりは、早い段階で見切りをつけた方がよいです。ずるずるとしていると、企業側は社員になる前提で仕事を教えてくれたり、話を進めてきます。私の場合は入職1か月目で来年の話をされました(笑)
期待されてるのは大変ありがたかったですが、迷いもあったので申し訳なく、直接雇用になるか迷っていることをかなり匂わせながら働きました。
紹介予定派遣には多額のお金が絡んでいる
紹介予定派遣は、派遣先が派遣会社に多額のお金を払うことで成立します。(派遣先企業で働いた場合の年収の3分の1程度)つまり、派遣スタッフを何十万〜何百万円払って買うということです。期待してお金を出したのに、すぐに辞められてしまっては派遣先も困りますし、お金の問題だけではなく、入社の際の手続きや研修などの手間もかかるのです。派遣会社への怒りからトラブルが起こることも考えられます。
直接雇用になることに不安があるのなら、採用後の労働条件についてしっかり情報を集めるなり、採用担当者と相談するなりして不安をなくしてから決断をすることがよいと思います。
企業側も相談してくれたほうが安心だよね
でもやっぱり紹介予定派遣を断るのは申し訳ない…?
正直、暖かく迎え入れ、仕事を丁寧に教えて皆さんを裏切るような気持ちでいっぱいでした。
また、派遣先は私がそのまま直接雇用で働くことを期待してくれていたので断るのには勇気がいりました。
ただし、断り方に悩む必要はありません。直接雇用を断るかどうか派遣会社の営業の方との面談で伝え、派遣会社から派遣先に回答してもらうので悩むのはあくまでも決断のみです。
引き止め、プレッシャーについて
引き止めはありました。
あまり強く引き留めるとパワハラになってしまうので、直接的な表現での引き止めはありませんでしたが、軽くありました。
求めてくれるのはありがたいことですが、引き止めに応じたからといってその後の待遇が良くなったり、人手不足などの労働環境が改善されたりすることはきたいできません。
給与などの待遇は可能かもしれませんが、人手不足の解消は物理的にほぼ不可能です。ただ、迷っているのならダメ元でも相談するべきだと思います。だめならダメで断ればいいのですから、まずは話をしてみることです。派遣元の営業さんでもいいですし、企業の人事担当ともよく話すことをお勧めします。
情に流されないよう、冷静に判断しましょう!
直接雇用の辞退を回答したあと
実際に私が、直接雇用を辞退した後はどうなったのか、以下の通りです。
派遣先企業の反応
派遣期間のみで退職することが伝わった直後は、少し気まずい雰囲気はありましたが、幸い否定的な人は1人もおらず、最後の日までよろしくねと言ってくれたのが救いでした。そこでさらに申し訳なさを感じることになりましたが、最後までしっかりと働こうと思えたので感謝しています。
そういう制度なのだから引け目を感じることはありません。堂々と最終出勤の日まで働きましょう。どうせやめるのだからと手を抜くことはよくありません。
辞退の返事をした後は即退職?
直接雇用を辞退した後は、契約期間一杯(6ヶ月なら6ヶ月が終了するまで)か、即退社か選べました。派遣先によっては、もう来なくていいと辞退の返事をした翌日に言われることもあると聞きましたが、そういったことはほぼないと思われます。
派遣会社からのペナルティ
結論から言うと、まったくありませんでした。
派遣会社との面談の際にこちらから聞きましたが、そもそも紹介予定派遣は働いてみてからどうするか決められる制度だからという理由でペナルティは一切ないと言われました。断ったからといって次の仕事紹介がされなくなったり、待遇が悪くなったりするということはありません。むしろある方が問題といえるでしょう。
紹介予定派遣を辞退した場合は再就職手当をもらえないので、退職後また就職活動をする場合はハローワークへ申請を行ってください。
派遣会社の担当者は派遣スタッフが辞退するという理由を企業に説明しなければいけません。期待してくれていた担当者に申し訳なさを感じることもあると思います。
辞退するかどうかは自由ですが、なぜ辞退することにしたのか、派遣会社にも派遣先にもきちんと説明できるようによく考えて決断する必要があります。また、お世話になった派遣先企業にはどんなに酷い会社でも、最後の日まできちんと務め上げましょう。きっとぴったりな職場、いい未来が訪れるはずです。
コメント